1963-03-25 第43回国会 参議院 予算委員会第一分科会 第1号
大体江戸城というものは武家時代の城砦なんですよ。平和国家の象徴じゃないのです。しかし、これも先ほど言っておるように、文化財として非常に貴重なものですから、私はあれに対して手を施してあれをどうするこうするということは賛成じゃございません。貴重な文化財として残すべきです。しかし、そこに宮殿が建てられる以上、それを見物できるというようなことは開放しなければならぬと言っておるのです。それが一つの問題です。
大体江戸城というものは武家時代の城砦なんですよ。平和国家の象徴じゃないのです。しかし、これも先ほど言っておるように、文化財として非常に貴重なものですから、私はあれに対して手を施してあれをどうするこうするということは賛成じゃございません。貴重な文化財として残すべきです。しかし、そこに宮殿が建てられる以上、それを見物できるというようなことは開放しなければならぬと言っておるのです。それが一つの問題です。
日本の皇居と申しますか、いわゆる宮城と申しますか、俗に言っている宮城は、かつての戦国時代の城砦建築の姿をそのまま持っているわけです。あれは城です。全部戦国時代の思想をそのまま受け継いでおる。明治宮殿は、御承知のように、天皇制よりも、専制から憲法政治になりましたけれども、一応天皇の大権というものが存在したころの宮殿であり、かつまたその城砦なんです。
○羽仁五郎君 最後のお言葉に、期限でも附して民主主義を保護するほうが官僚の城砦になることを防ぎ得はしないかというお言葉がありましたが、どうも我々は保護ということになりますと、やはりそれはそちらの力が大分強くなつて来る虞れがあるのじやないか、官僚主義が強くなるのじやないかというふうに思うのですが、その点については御心配は、その期限を附する暫定法ということにすれば大丈夫だというお考えですか。
いついかなる場合といえども、世界情勢がかわろとも、われわれはプロレタリアの城砦である、人民の擁護者であるところの祖国ソビエトに対しては断じてほこをとらない。われわれは平和のためにあくまでも反動を粉碎して、人民政府を打立てるのであるということが骨子なのです。これはいつの場合も同じ文句でする
そしてソ同盟をして平和擁護、民族独立の哨兵、城砦とする。次に人民民主主義国家、平和革命のお手本として東南欧諸国の人民民主主義国家の一つの解剖、研究、その次に日本共産党の闘争、天皇制の暴露、そうしてその批判のもとに人民政府樹立の強調であります。そしてその具体的闘争としては共産党と社会党との合同闘争、次に国際プロレタリアとの連繋、そしてこれを強化するためにソ同盟城砦の強化、労働生産競争に参加する。
ある場合においてはこれがフアショの城砦になる。このことは歴史がすでに証明しておる。いわんやこの憲法が官吏の中立性を十五條において規定しておるというがごときは、われわれとることができないのであります。
今日名古屋城の燒けました際、又從來から日本の城砦建築でもつて最も完備した姿を持つておりますのは、姫路の白鷺城でありますが、これの修理が途中で行詰つておりまして、この厖大な姫路城を考えますときに、今日、今年度におきまして、文部省がお使いになつておる費用は僅かに十二萬圓と申すような次第でありますから、この城砦の極めて一部分しか補修できないような状態でございます。
これが助かるとは思えないのが、奇蹟的に戰災を免れた次第でありまして、その後若干の修理も加えられておりますし、また現在修理が續けられておると存じますが、先程お話にございました唯一の城砦でありますので、特に御留意をお願いしたい。これはお願いのことでございます。簡單でございますが、以上を以て終ります。
こういう日本の城砦の建築というものが段々少くなつて來ますので、こういう代表的なものがよく保存されるということは、非常に意義があることと存じておる次第であります。